この記事でわかること
- 薬剤師で土日休みが実現できる職種8選
- 各職種の年収・働き方・メリット・デメリット
- 病院薬剤師から企業へ転職した実体験
- 面接で2社落ちて学んだ転職成功のコツ
- 年収100万円アップを実現した方法
目次
- 薬剤師で土日休みは本当に可能?
- なぜ薬剤師は土日休みが難しいのか
- 土日休みで働ける薬剤師職種8選
- 年収・働き方の比較表
- 転職体験談:年収400万→520万円の実現まで
- 転職成功の5つのポイント
- よくある質問Q&A
薬剤師で「完全土日休み」は本当に実現できるの?
結論:実現できます。
病院や調剤薬局で働いていると、
土曜勤務は当たり前。
日曜にようやく休めても、
疲れが取れないまま月曜を迎える…。
「薬剤師でちゃんと土日が休める仕事なんて、本当にあるの?」
病院薬剤師として3年働いていた私も、ずっとそう思っていました。
でも、実際に転職してわかったことがあります。
土日休みの薬剤師の仕事は、想像以上にたくさんある
「無理だ」と思い込んでいたのは、
ただ選択肢を知らなかっただけでした。
実際に私は、病院薬剤師から企業(CRA)へ転職し、
- 完全土日休み
- 在宅勤務週3〜5回
- 年収100万円以上アップ
(残業代、ボーナスなしで350万円→450万円)
この3つを実現しました。
この記事では、
私が転職活動で徹底的に調べた
「土日休みが実現できる薬剤師職種8選」を
年収・働き方・メリット・デメリットまで全て公開します。
なぜ薬剤師は土日休みが難しいのか?【3つの理由】
理由1:地域医療インフラとしての役割
調剤薬局や病院は、
地域の医療を支える重要な役割があります。
患者さんは土曜日に来局することが多く
薬局側も土曜開局が常識化しています。
理由2:シフト制の限界
日曜や祝日は輪番制でカバーしますが
「毎週確実に土日が休める」という環境は
構造的に難しいのが現実です。
理由3:人手不足
薬剤師不足により、
一人当たりの負担が増えています。
土日に休むスタッフを
カバーする余裕がない職場も多いです。
でも、これは「薬剤師という職業の問題」ではなく、「薬局・病院という職場の構造の問題」です。
つまり、働く場所や職種を変えれば、
土日休みは十分に実現可能なんです。
土日休みで働ける薬剤師職種8選【年収・働き方を徹底比較】
私が転職活動中に徹底的に調べた職種を、実体験も交えて詳しく紹介します。
1. CRA(臨床開発モニター)|年収450万〜700万円
仕事内容: CROや製薬企業で治験がきちんと進んでいるか監視・サポートする仕事。医療機関を訪問したり、書類チェック、医師や治験担当者とのやり取りが中心です。
働き方:
- 平日勤務、土日祝は完全休み
- 直行直帰・在宅勤務OKの企業が多い
- 年収:450万〜700万円
- 残業:月20〜40時間程度
メリット:
- 💰 薬剤師職の中では高年収
- 📚 医療知識がしっかり活かせる
- 🏠 働き方に柔軟性がある
- 📈 キャリアアップしやすい
デメリット:
- 施設訪問で月2〜3回の出張がある
- 医療機関とのコミュニケーション能力が必須
- 未経験だと最初は覚えることが多い
こんな人に向いてる:
✔ 人と話すのが得意
✔ 臨機応変に対応できる
✔ 年収アップとキャリアアップを両立したい
私の体験談: 今CRAとして働いていますが、
月に2〜3回施設訪問がある以外はほとんど在宅勤務。
土日は完全に休めて、
大切な人との予定を立てやすくなりました。
年収も病院時代より100万円以上
アップしたので、
正直かなり満足しています。
💡 CRAへの転職を成功させるポイント:
- 職務経歴書で「チーム医療経験」を強調
- 「なぜ治験に興味を持ったか」を明確に
- GCP(医薬品の臨床試験の実施の基準)の基礎知識を学んでおく
2. CRC(治験コーディネーター)|年収400万〜500万円
仕事内容: 病院や治験施設で、治験がスムーズに進むようサポート。医師と患者さん(被験者)の間に入ってスケジュール調整や説明を行います。
働き方:
- ほとんどの職場で平日勤務、土日祝休み
- 年収:400万〜500万円
- まれに土曜出勤がある施設も
メリット:
- 🔰 未経験でもチャレンジしやすい
- 👥 患者さんと直接関わる機会がある
- 🏥 医療現場の雰囲気を残せる
デメリット:
- CRAと比べると年収は控えめ
- 被験者対応で急な対応が必要なときがある
- 病院勤務だと土曜出勤の可能性
こんな人に向いてる:
✔ 患者さんとのコミュニケーションが好き
✔ 医療現場の雰囲気を残したい
✔ 未経験から企業転職したい
💡 CRCへの転職を成功させるポイント:
- 患者対応経験を具体的にアピール
- SMO(治験施設支援機関)とCRO(開発業務受託機関)の違いを理解
- 「患者さんに寄り添う姿勢」を面接で伝える
3. DI(医薬品情報管理)|年収400万〜600万円
仕事内容: 製薬企業や医療機関で、医療者からの問い合わせ対応や医薬品情報の管理を行う内勤職。
働き方:
- 完全土日祝休み
- 年収:400万〜600万円
- 残業:月10〜30時間程度
メリット:
- 🪑 完全内勤で体が楽
- 📖 専門知識が深まる
- ⏰ 勤務時間が安定
デメリット:
- 在宅勤務は企業次第
- 同じような質問が続くことがある
- 求人数が少ない
こんな人に向いてる:
✔ 調べ物が好き
✔ 内勤希望
✔ 医薬品の知識を深めたい
💡 DIへの転職を成功させるポイント:
- 添付文書の読解力をアピール
- インタビューフォームの活用経験を伝える
- 「正確性」と「迅速性」のバランス感覚を強調
4. 学術・メディカルアフェアーズ|年収500万〜800万円
仕事内容: 製薬企業で医療従事者向けに学術情報を提供したり、医学的な問い合わせに対応する専門職。
働き方:
- 完全土日祝休み
- 年収:500万〜800万円
- 経験者優遇が多い
メリット:
- 🎓 専門性が高くてやりがいがある
- 💰 高年収が狙える
- 📄 医学論文を読む機会が多い
デメリット:
- 未経験からの転職はハードルが高い
- 英語力が求められることが多い
- 学会参加で土日出勤することも
こんな人に向いてる:
✔ 学術的な知識を深めたい
✔ 英語論文が読める
✔ 専門性の高い仕事がしたい
💡 学術職への転職を成功させるポイント:
- 論文抄読会の経験をアピール
- TOEIC700点以上が目安(企業による)
- 「エビデンスに基づく情報提供」の姿勢を強調
5. コールセンター(くすり相談室)|年収300万〜450万円
仕事内容: 製薬会社や委託会社で、電話での問い合わせに対応する仕事。
働き方:
- 完全週休2日、土日祝休み
- 年収:300万〜450万円
- マニュアルあり、未経験OK
メリット:
- ⏰ 残業が少ない
- 🔰 未経験でも始めやすい
- 🪑 完全内勤
デメリット:
- 年収は他職種より低め
- 似た問い合わせが続くことがある
- キャリアアップの道が限られる
こんな人に向いてる:
✔ ワークライフバランス重視
✔ まずは土日休みを優先したい
✔ 安定した環境で働きたい
💡 コールセンターへの転職を成功させるポイント:
- 服薬指導経験を「対応力」としてアピール
- 「傾聴力」と「共感力」を強調
- マニュアル対応と臨機応変な対応のバランス感覚
6. 品質管理・品質保証(QC/QA)|年収400万〜600万円
仕事内容: 製薬工場で製品検査や書類作成、記録管理をする仕事。
働き方:
- 完全土日祝休み、定時退社しやすい
- 年収:400万〜600万円
- 勤務地が工場に限られる
メリット:
- ⏰ 定時で帰りやすい
- 📋 ルーチンワーク中心で安定
- ✅ 土日祝は絶対休める
デメリット:
- 工場のある地域でしか働けない
- 求人数が少ない
- ルーチンが苦手な人には向かない
こんな人に向いてる:
✔ コツコツ作業が好き
✔ 工場勤務に抵抗ない
✔ 安定重視
私の体験談: 通勤できる範囲に工場がなくて諦めましたが、条件的にはかなり魅力的でした。地方在住で近くに工場がある人には本当におすすめです。
💡 QC/QAへの転職を成功させるポイント:
- GMP(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)の知識
- 「正確性」と「細かい作業への集中力」をアピール
- 調剤業務での「ダブルチェック経験」を強調
7. 公務員薬剤師・厚労省関連|年収350万〜550万円
仕事内容: 保健所・行政機関・麻薬取締部などで働く公務員。
働き方:
- 完全土日祝休み
- 年収:350万〜550万円(公務員給与表)
- 福利厚生が手厚い
メリット:
- 🏛️ 残業少なめで安定
- 💼 福利厚生がしっかり
- 🌍 社会貢献性が高い
デメリット:
- 求人がめちゃくちゃ少ない
- 競争率が高い
- 採用試験あり(年齢制限も)
こんな人に向いてる:
✔ 安定志向
✔ 社会貢献したい
✔ 公務員キャリアに興味がある
💡 公務員薬剤師になるポイント:
- 各自治体の採用試験情報を定期的にチェック
- 年齢制限(多くは35歳未満)に注意
- 「公衆衛生への関心」を明確に
8. 医療機器メーカー(クリニカルスペシャリスト)|年収450万〜700万円
仕事内容: 医療機器メーカーで、製品の説明や技術サポートをする仕事。
働き方:
- 基本的に土日祝休み
- 緊急対応で休日出勤の可能性
- 年収:450万〜700万円
メリット:
- 🏥 医療知識が活かせる
- 🆕 新しい分野にチャレンジできる
- 🚗 外出機会が多い
デメリット:
- 医療機器の知識を一から学ぶ必要
- 緊急対応で休日出勤あり
- 出張が多い企業も
こんな人に向いてる:
✔ 新しい分野にチャレンジしたい
✔ 機械やデバイスに興味がある
✔ 外勤と内勤のバランスが欲しい
💡 医療機器メーカーへの転職を成功させるポイント:
- 医療機器への興味・関心を明確に
- 「患者さんの治療に貢献したい」という視点
- 営業的な要素もあるため、コミュニケーション能力重視
【一目でわかる】年収・働き方の比較表
| 職種 | 年収目安 | 土日休み | 在宅勤務 | 未経験OK度 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| CRA | 450〜700万円 | ◎ | ○〜◎ | △ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| CRC | 350〜500万円 | ◎ | △ | ◎ | ⭐⭐⭐⭐ |
| DI | 400〜600万円 | ◎ | △〜○ | △ | ⭐⭐⭐⭐ |
| 学術・MA | 500〜800万円 | ◎ | ○ | × | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| コールセンター | 300〜450万円 | ◎ | △ | ◎ | ⭐⭐⭐ |
| QC/QA | 400〜600万円 | ◎ | × | △ | ⭐⭐⭐⭐ |
| 公務員 | 350〜550万円 | ◎ | × | 〇 | ⭐⭐⭐ |
| 医療機器 | 450〜700万円 | ○ | △ | △ | ⭐⭐⭐⭐ |
※◎=ほぼ確実、○=多い、△=企業による、×=少ない
職種選びの優先順位マトリクス
年収重視なら: CRA > 学術・MA > 医療機器 > DI
ワークライフバランス重視なら: QC/QA > コールセンター > DI > 公務員
未経験からの転職しやすさ: CRC > コールセンター > CRA > DI
在宅勤務希望なら: CRA > 学術・MA > DI
【実体験】病院薬剤師から企業へ|年収350万→450万円の転職ストーリー
新卒で病院薬剤師として3年働きました。
最初は「薬剤師として働けて幸せ」と
思っていたんですが、だんだんと
「このままでいいのかな」という
気持ちが強くなっていきました。
転職を決意した「3つの決定打」
決定打1:友人との集まりに3回連続で欠席 土曜出勤や当番と重なって、どうしても参加できませんでした。3回目に断ったとき、友達から「なしこ、大丈夫?」って心配されて、「このままじゃダメだ」って本気で思いました。
決定打2:毎週日曜の夜の憂鬱 「明日また仕事か…」って思いながら過ごす日曜の夜。この憂鬱な気持ちを一生続けるのは無理だと感じました。
決定打3:将来の結婚・子育てへの不安 このままの働き方で結婚・子育てができるのか。現実的に考えると、かなり厳しいと感じました。
「もっと楽に生きたい」 そう思って、転職活動を始めました。
転職活動の全フロー【準備から内定まで2ヶ月】
【STEP1】情報収集期間(1か月目)
まずは徹底的に情報収集しました。
やったこと:
- 転職サイトに登録(マイナビ薬剤師、ファルマスタッフなど)
- どんな職種があるか調べまくる
- 自分の優先順位を明確にする
- 職務経歴書を作成
最終的にマイナビ薬剤師を
メインで使うことに決めました。
マイナビ薬剤師を選んだ4つの理由:
- 企業求人が豊富
- 担当者が企業転職に詳しい
- 面接対策が手厚い
- レスポンスが早い
【STEP2】応募・選考期間(2ヶ月目)
応募:10社
- CRA:4社
- CRC:3社
- DI:1社
- コールセンター:2社
書類選考:
- 全社通過!!
エージェントさんに添削していただいたので
なんと書類全部通過しました。
面接:3社受けて1社内定、2社不採用
正直、面接では苦戦しました。
面接で必ず聞かれた5つの質問:
- 転職理由、企業の志望理由
- なぜこの職種(CRA/CRC)を選んだのか?
- 企業で何ができると思うか?
- チームで働いた経験は?
- 急な変更があったときどう対応する?
特に「なぜ病院を辞めるのか?」の質問、
答え方が難しかったです。
❌ NG回答例:「土日休みたいからです」
✅ OK回答例:「医療の上流である治験に関わり、より多くの患者さんに貢献したいと考えました。病院では目の前の患者さんへの対応が中心でしたが、治験を通じて新薬開発に携わることで、より広い視野で医療に貢献できると考えています」
エージェントさんと模擬面接を3回やって、
ようやく自信を持って答えられるようになりました。
落ちた2社の理由(推測):
- 1社目:「企業で何がしたいか」が明確に伝えられなかった
- 2社目:その企業を志望する理由が浅かった
落ちたときはへこみましたが、
「次は絶対受かる」って気持ちで切り替えました。
【STEP3】内定〜入社(3ヶ月目)
第一希望だったCRAで内定をもらえたときは、
本当に嬉しかったです。
その後の流れ:
- 内定通知(面接から1週間後)
- 条件面談(年収、入社日の調整)
- 退職交渉
- 入社(内定から3ヶ月後)
転職後の変化:Before→After
| 項目 | 病院時代(Before) | 企業転職後(After) | 変化 |
|---|---|---|---|
| 年収 | 350万円 | 450万円 | +100万円 |
| 土日休み | 月3~4回 | 毎週完全休み | |
| 残業 | 月30時間 | 月10~20時間 | -10時間 |
| 在宅勤務 | なし | 週3~5回 | 週10時間の通勤削減 |
| 有給消化率 | 30% | 80% | +50% |
精神面の変化:
- 日曜の夜に憂鬱にならなくなった
- 友達や家族との時間が増えた
- 趣味(ヨガ・読書)を再開できた
- 「人生の主導権」を取り戻せた感覚
転職して本当によかったです。 人生の質が明らかに上がりました。
転職成功の5つのポイント【面接2社落ちて学んだこと】
ポイント1:職務経歴書は「成果」で語る
❌ ダメな例: 「調剤業務を担当していました」
✅ 良い例: 「月間500枚の処方箋を正確に調剤し、調剤過誤ゼロを3年間継続。疑義照会を通じて医師との信頼関係を構築し、月平均10件の処方提案を行いました」
ポイント: 具体的な数字と成果を入れる
ポイント2:「なぜ企業なのか」を明確に
面接官が一番知りたいのは
「なぜ病院・薬局ではなく、企業なのか」です。
伝えるべき3つの要素:
- 現職で得た経験・スキル
- なぜ企業で活かしたいのか
- 具体的にどう貢献できるか
ポイント3:エージェントを最大限活用する
エージェントができること:
- 📝 職務経歴書の添削
- 🗣️ 模擬面接(何度でも)
- 💰 年収交渉の代行
- 📅 退職交渉のサポート
- 📊 企業の内部情報の提供
一人で転職活動するより、成功率が10倍違います。
ポイント4:自分の「譲れない条件」を決める
全ての条件を満たす求人はほぼありません。
私の優先順位:
- 🥇 土日休み(絶対条件)
- 🥈 年収アップ(できれば。下げたくはない。)
- 🥉 在宅勤務(あればラッキー)
この優先順位を決めておくと、求人選びがスムーズになります。
ポイント5:諦めずに続ける
私も2社落ちましたが、諦めずに続けたから今があります。
1社落ちたくらいで諦めないでください。
転職活動は「ご縁」の要素も大きいです。
落ちたのは「タイミングが合わなかっただけ」と割り切りましょう
よくある質問Q&A【転職の不安を解消】
Q1. 未経験でも本当に企業転職できますか?
A. できます。私も完全未経験でした。
CRCやコールセンターは未経験OKの求人が多いです。
CRAは少しハードルが高いですが、
病院での経験を「チーム医療」
「医師とのコミュニケーション」として
言語化できれば十分チャレンジ可能です。
未経験からの転職成功率:
- CRC:70〜80%
- コールセンター:80〜90%
- CRA:40〜50%
- DI:50〜60%
Q2. 年収は下がりますか?
A. 職種と現在の年収次第です。
年収アップが期待できる職種:
- CRA:病院より100〜150万円アップも
- 学術・MA:経験者なら200万円アップも
- 医療機器:50〜100万円アップが多い
横ばい〜やや下がる可能性がある職種:
- CRC:±0〜-50万円
- コールセンター:-50〜-100万円
- QC/QA:±0〜+50万円
Q3. 転職活動はどれくらいかかりますか?
A. 平均3〜6ヶ月です。
私の場合:
- 情報収集:1ヶ月
- 応募〜内定:2ヶ月
- 合計:3ヶ月
転職活動の期間を短縮するコツ:
- 在職中に始める(焦らない)
- エージェントを複数活用
- 週末に面接を設定してもらう
- 職務経歴書を早めに完成させる
Q4. 在宅勤務は本当にできますか?
A. 職種と企業によります。
在宅勤務が多い職種:
- CRA:週2〜3回が平均
- 学術・MA:週2〜4回
- DI:週1〜2回(企業による)
在宅勤務が少ない職種:
- CRC:基本出社(病院・施設勤務のため)
- QC/QA:出社必須(工場勤務のため)
- コールセンター:企業による(最近は増加傾向)
Q5. 転職エージェントは本当に無料ですか?怪しくないですか?
A. 完全無料です。怪しくありません。
とても親身になってサポートしてくれます。
Q6. 働きながら転職活動はできますか?
A. できます。むしろ推奨です。
在職中に転職活動するメリット:
- 収入が途切れない
- 焦らず求人を選べる
- 面接で「今も働いている」という安心感を与えられる
- 条件交渉で強気に出られる
在職中の転職活動のコツ:
- 有給を使って面接に行く
- エージェントに「平日夜・土曜面接希望」と伝える
- オンライン面接を活用する
Q7. 面接で「なぜ病院を辞めるのか」どう答えればいいですか?
A. ネガティブな理由をポジティブに変換します。
❌ NG回答: 「土日休みたいから」「残業が多いから」「人間関係が辛いから」
✅ OK回答例: 「病院では目の前の患者さんへの対応が中心でしたが、治験を通じて新薬開発の上流に関わることで、より多くの患者さんに貢献したいと考えました。医療現場での経験を活かしながら、新しいフィールドでキャリアを築きたいと思っています」
ポイント:
- 現職の悪口は言わない
- 「成長したい」「貢献したい」というポジティブな動機を強調
- 現職で得た経験を活かせることをアピール
Q8. 30代後半でも転職できますか?
A. できます。ただし、職種によります。
30代後半でも転職しやすい職種:
- CRA(経験者優遇)
- 学術・MA(専門性重視)
- DI(知識・経験重視)
- QC/QA(経験者歓迎)
30代後半だと厳しい職種:
- 公務員(年齢制限あり)
- 未経験歓迎のポテンシャル採用(20代優遇)
30代後半の転職成功のカギ:
- これまでの経験・実績を明確に
- 専門性をアピール
- マネジメント経験があれば強調
- 「即戦力」であることを伝える
Q9. 病院・薬局以外の経験がなくても大丈夫ですか?
A. 全く問題ありません。
むしろ、病院・薬局での経験は企業で高く評価されます。
企業が評価する病院・薬局経験:
- 医療知識(薬の知識、疾患の理解)
- 医師とのコミュニケーション経験
- 患者対応力
- チーム医療の経験
- 正確性・丁寧さ
これらは全て、企業で求められるスキルです。
Q10. 転職して後悔することはありますか?
A. 正直、ほとんどありません。
強いて言えば:
- 最初の数ヶ月は覚えることが多くて大変
- 患者さんと直接関わる機会が減った
- 薬の調剤スキルは使わなくなった
でも、それ以上に得たものの方が圧倒的に大きいです。
転職して得たもの:
- 毎週末の自由な時間
- 家族・友人との時間
- 趣味を楽しむ余裕
- 精神的な安定
- 年収アップ
- 新しいキャリアの可能性
後悔しないためのポイント:自分の価値観を明確にすること
「何を大切にしたいか」を明確にしてから転職すれば、後悔する可能性は低いです。
【まとめ】土日休みの薬剤師人生は実現できる
「薬剤師は土日休めない」「それが普通」って思い込んでいた私にとって、こんなに選択肢があると知れただけで、世界が広がりました。
この記事のポイント:
- 薬剤師で土日休みは十分実現可能
- CRA、CRC、DI、学術など8つの選択肢がある
- 未経験からでも転職できる
- 年収アップも狙える
- エージェントを活用すれば成功率が上がる
私が転職で得た3つのもの:
- 💰 年収100万円以上アップ
- ⏰ 完全土日休み+在宅勤務
- 😊 人生の質の向上
最後に:一歩踏み出す勇気を
転職って、最初の一歩が一番怖いですよね。
私も「本当に転職していいのかな」
「失敗したらどうしよう」って、
何度も不安になりました。
でも、一歩踏み出してみたら、想像以上に道が開けました。
「今の働き方、このままでいいのかな?」
そう思ったなら、それが変わるべきサインです。
いきなり転職を決める必要はありません。
まずは情報を集めて、選択肢を知ることから始めてみてください。
この記事があなたの一歩を踏み出すきっかけになれば、とても嬉しいです。
何か質問があれば、お問い合わせフォームからどうぞ!

